睡眠と夢:さわやかに目覚める工夫をして、生き生きとした毎日を過ごしましょう。

概略睡眠は健康な生活をおくるために欠かせないものです。睡眠を上手にとり、毎日を活発に生き生きと過ごしましょう。

睡眠の深さにはリズムがあり、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。◆睡眠の深さにはリズムがあります。

睡眠には深い睡眠の「ノンレム睡眠」と、浅い睡眠の「レム睡眠」があります。「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」はワンセット約90分の周期で、朝まで数回繰り返します。

ya ノンレム睡眠: 
脳が活動を休み、休息をとっている状態です。深いノンレム睡眠は、眠り始めの2〜3時間に最も多く、朝が近づくにつれ、だんだん少なくなっていきます。

ya レム睡眠: 
脳は起きるための準備段階に入っていますが、体は休息している状態です。夢を見るのはこのレム睡眠のときです。レム睡眠は朝が近づくにつれて多くなるため、夢は朝方に多く見ます。


◆さわやかに目覚めるには

自分に適切な睡眠時間を確保することが最も大切です。また、脳が起きる準備をしている「レム睡眠」の時に目覚めると、比較的さわやかに目覚めることができます。しかし、そんなにうまく「レム睡眠」の時に目覚めることは、簡単ではありません。そんな時は、光や音など、外からの刺激をうまく利用することが、さわやかに目覚める秘訣です。

・睡眠時間が90分の倍数になるように、目ざましをセットする。
・起きたらすぐに明るい光を浴びるよう、部屋の照明をつけたり、窓を開けたりする。
・ラジオやテレビをつけて視覚や聴覚を刺激する。
・冷たい水で顔を洗ったり、熱いシャワーを浴びる。
・体の筋肉を伸ばしたり、体を軽く動かしたりする。

◆不眠症の人は

眠ろうとして頑張りすぎるとかえってよくありません。あまりひどい場合には、早めに精神科や心療内科を受診し、医師に相談しましょう。

よく不眠症の人で、「夜眠れないで、夢ばかり見る」と訴える人がいますが、夢は寝ている時に見るものですから、夢ばかり見ているということは、すなわち寝てばかりいることになるわけで、心配する必要はありません。また、夢は目覚めたとたんに忘れることが多く、夢をよく見る、見ないは、特に気にする必要はありません。

また、心地よい眠りを導くためには、心身ともに適度に疲労していることも必要です。就寝前にぬるいお風呂に入る、軽い体操をする、本を読むなど、自分にあった快眠法を試しましょう。

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