日光を浴びることは、体内でビタミンDが生成され、くる病や骨粗鬆症の予防となるなどのメリットがあります。
しかし反面、皮膚の老化促進や皮膚がんなど、紫外線の浴び過ぎによる害もありますので、注意が必要です。

◆紫外線の浴び過ぎによる害
皮膚炎 :
紫外線によって、皮膚細胞が傷つけられ、軽いやけどのような皮膚炎が起こります。
シミ、シワ :
紫外線は皮膚の老化を促進させるため、シミやシワができやすくなります。
免疫力の低下 :
外部から侵入する細菌やウイルス、体内に生じた異常な細胞などを排除しようとする免疫反応が、紫外線を浴び過ぎることによって低下します。免疫の働きが抑えられると、がん細胞が発生した時に排除する力が働かず、増殖してしまうことにもなります。
皮膚がん
遺伝子が傷つけられ、誤って治されると突然変異が起こり、それが徐々に蓄積されていくことによって、皮膚がんを引き起こす恐れがあります。
◆紫外線の害から肌を守るためには
紫外線がもっとも強いのは、午前10時〜午後2時頃です。紫外線を怖がりすぎるのも考えものですが、特に日差しの強くなる夏のこの時間帯に出掛ける時には、帽子、サングラス、長そで、長ズボンの衣服で、直接紫外線が当たらないようにしましょう。日焼け止めクリームをつけるのも大変有効です。日焼け止めクリームは女性用という認識が強いようですが、男性やお子様にもつけて、紫外線から肌を守ることが大切です。
特に、色白で、日に当たるとすぐに赤くなるが、黒くならないタイプの人は、紫外線に弱い肌ですから注意が必要です。