花粉症対策:花粉との接触を避け、早めに対処することが大切です。

概略花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種です。花粉の飛ぶシーズンには花粉情報に注意し、なるべく花粉と接触しないようにすることが大切です。

花粉情報に注意して花粉との接触を出来るだけ避けるようにしましょう。

◆花粉症とは?

花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種で、空気中に飛散する花粉を吸い込むと、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの不快な症状が現れる病気です。アレルギーは、ウ イルスなどの異物が体に入り込まないように防御する体のシステム(免疫)が、花粉、ダニなどに過剰に反応することで起こります。

◆アレルギーの原因は?

アレルギーは、花粉、ダニ、ハウスダストなど、それぞれのアレルゲン(アレルギーを引き起こすもの)に対する特異的抗体を産生しやすい体質の人に起こりま す。
体質に加えて、花粉やダニなどのアレルゲンの増加や、大気汚染なども関与していると言われています。車や工場から排出される亜硫酸ガス、二酸化窒素、 ディーゼル排気粒子などの汚染物質を常時吸い込んでいると、花粉などに対する抗体を産生しやすくなったり、過敏性が誘発されたりして、慢性的にアレルギー 反応を起こすようになるのです。
また、アレルギー症状は自律神経の作用に深くかかわっているため、ストレスも花粉症を誘発させる要因になります。

◆花粉症になったら

早めに耳鼻咽喉科を受診し、アレルゲンをはっきりさせて、症状に合った薬をもらうようにしましょう。早めに治療すれば、それだけ症状が軽くすみます。また、微量のアレルゲンを数年間繰り返し注射して、少しずつ体を慣らしていく「抗原特異的減感作療法」という根本療法もあります。

◆花粉症を予防するには

なるべく花粉と接触しないようにすることが大切です。花粉の飛ぶシーズンは、大阪だと、スギは2月中旬〜4月、イネ科の雑草は5〜6月、秋の雑草は 9〜10月頃です。自分のアレルゲンである花粉の多い時期には、(1)テレビや新聞などの花粉情報に注意し、花粉量の多い日はなるべく外出を控える、(2)窓や戸を閉め、室内に花粉が入らないようにする、(3)外出時にはマスクや眼鏡をかける、帰宅したら手洗いやうがいをし鼻をかむ、などを心がけましょう。

医師とよく相談しながら、花粉症のシーズンをうまく乗り切りましょう。

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